摂取カロリーと消費カロリーの関係性

2021年02月25日

そもそもエネルギー(カロリー)ってなに?

カロリー(cal)は本来エネルギーの単位を指し、一般的には、「熱量」または「エネルギー量」を表します。
1calは「水1gを1気圧のもとで1℃上昇させるのに必要な熱量」と定義されています。
食品の場合、タンパク質が1gで約4,000calなります。1,000g=1㎏のように通常はキロ(k)をつけるため、4,000calは4kcal(キロカロリー)と表記します。
エネルギーは、人間が生命を維持し体を動かすために必要な活動の源です。
寝ている時間も、心臓を動かしたり、呼吸のために筋肉を動かしたりし、さらに脳を働かせるために栄養が送られています。
人間は、このような生命活動の維持に必要なエネルギーをすべて食品から摂取しているのです。
そして、食品のなかでエネルギー源となるのは、タンパク質(4kcal/g)、脂質(9kcal/g)、炭水化物(4kcal/g)で、これらは三大栄養素と呼ばれています。

摂取エネルギーの制限はダイエットに効果的?

太る・痩せるのメカニズムは、簡単に言うとエネルギー摂取量(in)と活動エネルギー量(out)の、エネルギー収支バランスです。
食べたエネルギー量よりも動いて消費したエネルギー量の方が多ければ痩せていきますし、食べるばかりで活動量が少なければ太りやすくなります。
しかし、先ほどお話したとおり、寝ているだけでもエネルギーは消費されています。
この最低限のエネルギー量は「基礎代謝量」と呼ばれ、基礎代謝量のカロリーは補給しなければなりません。
その基礎代謝量の目安については、厚生労働省から「日本人の食事摂取基準」が報告されており、健康な日本人の目安が分かります。
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000041824.html
これはあくまでも目安であり、個人差があります。
体組成計などで計測すると、自分の値が正しく出せるでしょう。
参考までに「日本人の食事摂取基準(2015年版)」に記載されている基礎代謝量は、以下のように記されています。
18~29歳男性1,520kcal
18~29歳女性1,110kcal
30~40代男性1,530kcal
30~40代女性1,150kcal
50~60代男性1,400kcal
50~60代女性1,100kcal
70代~ 男性1,290kcal
70代~ 女性1,020kcal
(食事摂取基準は2020年に改訂予定なので、数値が変わる可能性があります)
健康な方であれば、最低でも男性は1,400kcal以上、女性の場合1,000kcal以上は摂取すべきです。
加えて、一日の必要エネルギー量は、基礎代謝量に活動量が追加されたものになりますので、デスクワーク中心で体を動かさない生活の方は+500kcal程度、スポーツを毎日する習慣がある方なら+1,000kcalが活動量となります。
エネルギー制限をする場合は、この活動量分のエネルギーの範囲内でコントロールしましょう。
エネルギーは三大栄養素から補給しますが、これも「日本人の食事摂取基準(2015年版)」にて理想のバランスが示されており、一日に必要なエネルギー量を100%としたとき、タンパク質は13~20%、脂質は20~30%、炭水化物は65%のバランスが良いとされています。
これを実際の食事に当てはめると、一汁三菜のような食事がバランスの良い食事と言えるでしょう。

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今週の新トピックをチェック

本来、ダイエットとは単に痩せるためだけのものではなく、健康になるためのもの。これは、忘れてはいけないポイントです。
ダイエットが本当に必要かどうかを見極めるには、健康診断の検査結果など、客観的な視点から検討するのがおすすめ。
検査結果から体内の健康状態を把握することも大切です。
特に40歳以降になると代謝が落ちるので、食べる量は変わらなくても太りやすくなってしまうもの。
肥満から始まるいろいろな病気を防ぐためにも、適切な体重コントロールが必要。BMI25を過ぎたら要注意です。
どんな食べ方をすれば病気にならず、毎日をイキイキと過ごせるかを考えながら取り組むのが、正しいダイエットのあり方。
結果として、体重の減少だけではなく、血糖値やコレステロール値など、全ての検査データがよくなるのが正解です。

血液中のブドウ糖の濃度のことです。
炭水化物などが消化吸収されるとブドウ糖となり、腸から吸収されて血液に入り、全身に運ばれます。
血液中のブドウ糖は、膵臓から出される「インスリン」というホルモンの働きにより肝臓や筋肉などの組織に取り込まれます。
この結果、血糖値は下がり、組織の中でブドウ糖はエネルギーとして利用されます。

カロリー(cal)は本来エネルギーの単位を指し、一般的には、「熱量」または「エネルギー量」を表します。
1calは「水1gを1気圧のもとで1℃上昇させるのに必要な熱量」と定義されています。
食品の場合、タンパク質が1gで約4,000calなります。1,000g=1㎏のように通常はキロ(k)をつけるため、4,000calは4kcal(キロカロリー)と表記します。
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寝ている時間も、心臓を動かしたり、呼吸のために筋肉を動かしたりし、さらに脳を働かせるために栄養が送られています。
人間は、このような生命活動の維持に必要なエネルギーをすべて食品から摂取しているのです。
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